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理事長所信

第41代理事長 鈴木健嗣

新たな一歩を共に、希望に満ちた空へ

~高い視点と広い視野を持ち合わせた気高き先駆者として~

30年代運動指針に基づき、運動展開してきた10年の軌跡を創立40周年記念祭をメンバー全員で行うにあたり見つめ直す事によって、我々が行ってきた活動や運動は間違いではなかった事が確認されました。そして今年、40年代運動指針のもと、我々は新たな一歩を踏み出します。

 40年代運動指針に基づいて、歩みを進める先頭走者として後ろを振り向かず、これからの未来を想像しバトンを引き継いでいくために、我々メンバー全員で共通の意識を持ち、目的の共有を図っていかなければなりません。

 41年目の大和郡山青年会議所は、若さと活気と気品に満ち溢れ、失敗を恐れず何事にも挑戦する事で社会の先駆者となり、「明るい豊かな大和郡山市」の実現にむけて、常に前向きに希望に満ちた空へと突き進んでまいります。

            

               

            40年代運動指針

          

             自然と歴史と文化が息づき、

            自立と共助の精神が調和する、

          希望と感謝の心溢れる大和郡山の実現

 

 

『共通の意識と目的の共有』

~きっかけ~

 青年会議所に入ったきっかけはそれぞれ違うと感じます。しかし、仲間と議論を重ね話し合っていく事によって共通の意識が生まれていき、それまで持っていた青年会議所に対する思いと期待が、仲間と出会うことで変化していくのです。

 だからこそ違いがあって良いのです。

 それは大和郡山青年会議所にいるすべての皆さんの目的が、必ず大和郡山市のためになるからなのです。

 

「自らを高めたい。」

 青年会議所には、自己修練を行う場面が多々用意されています。しかし、それらは与えられるものではありません。自らが望み自らが行動する事によって、己の可能性を開花させていくのです。待っていては可能性の花は蕾のままで終わってしまいます。多くの花を今年開花させてください。

「本気でまちづくりをしたい。」

 JC関係者だけではなく、地域の各種団体など幅広い人や、まちづくりに対してさまざまな思いや情熱を持っている方と出会えます。さらに、諸先輩方が築き上げてこられた信頼があるJCに所属するからこそ、JC運動を通して本来知りあう事の出来ない方々との出会いがあり、本来得る事の出来ない協力を得られるでしょう。大和郡山市を思いJC運動を行う事自体が、大和郡山市をつくりあげる事となり、卒業後、青年会議所で学んだ事が必ず大和郡山市の明るい豊かなまちに向けてのまちづくりへと繋がると確信しています。そして、同じ思いを持った先輩が多くおり、必ずあなたを支えてくれるでしょう。

 

「生涯楽しく過ごせる仲間をつくりたい。」

 間違いなくつくれます。あなたが出会うはずのなかった仲間とJC運動を通して、共に頑張り汗を流し、共に涙する事で、必ず一生涯を通して苦しい時も楽しい時も本気で信頼を置ける友情が生まれます。それは大和郡山市にとっても財産といえるでしょう。

 

「仕事に繋げていきたい。」

 あなたが少し無理をして行っているJC運動は自らの糧となり、人の信頼を得、必ず仕事へと繋がっていきます。JCには様々な視点や立場や考え方を持った仲間が多くいます。沢山ある自己修練を行う場に自ら飛び込んでいくことで、お互いの考えや情熱をぶつけ議論を交わすことで多くの刺激や発見があり、それは必ず仕事への刺激や発見へと繋がっていきます。その刺激を受けた事は、家族や従業員、取引先の方々にも伝播し、そしてそれは大和郡山市を活気溢れるまちへと間違いなく変えていきます。

 

「ただなんとなく入った。」

 大和郡山青年会議所にはさまざまなチャンスが目の前に現れます。それを必ず掴み取って下さい。なんとなく入った事があなたの可能性を引き出し、入った事に間違いが無かったと確信するでしょう。なんとなく入った青年会議所によって、あなた自身が大和郡山市から求められる存在へとなるのです。

 

すべての入ったきっかけに正しいや間違いはありません。違いが多ければ多いほど学ぶ機会とチャンスが多く訪れ、それを掴み取りあう活気あるLOMとなります。ただし、自らだけがそのチャンスを掴み取りにいくのではなく、まだその機会に触れていないメンバーや、JCの魅力に気付いていない仲間に手を差し伸べ、歩みを共にする仲間として声を掛け合い、同じ志ある仲間との共助を深めなければなりません。その行い全てが「明るい豊かな大和郡山市」の実現。つまり、まちづくりへと繋がっていくのです。

 

~ひとづくり~

 青少年健全育成事業を通して、我々は多くの次代の先駆者を育成してまいりました。それはわんぱく相撲やジュニアサマースクールなど、子どもたちが自ら参加することによって多くの事を感じ得るチャンスを提供し、大和郡山市の将来を担う先駆者の育成に欠かすことの出来ない機会を提供してきたことです。

41年目を迎える今、新たなステージに進むべき時を迎えていると感じます。

それは大切な事、無くさず伝え続けていかなければならない事をしっかりと残し、我々が起こす運動を我々の手元からまち全体へと波及させていく必要があると考えます。まち全体がひとづくりに関わりを持ち、ひとづくりこそがまちづくりへと繋がっていくのだと発信して認識していただくという事です。子どもたちに何を感じ、何を学んでほしいのかをひとづくりの観点からだけではなくまちづくりの観点からも考え、青年会議所からの提供はもちろんの事ながら、市民全体を巻き込み、将来の大和郡山市の創造を市民全体で共有する事が大切です。大人である我々が、将来を託す子どもたちに向けて楽しみながら力を合わせる背中を見せる事によって、大人になることに対して未来への希望を与える事になるのです。

そのためにもひとづくりはまちづくりと考え、明るい豊かな大和郡山市の実現に向けて、我々がひとつの事に囚われず高い視点と広い視野を持ち合わせなければなりません。子どもたちや市民は常に我々の姿を見ています。我々自身が己を律し、気高い先駆者としての自己修練を行っていくべきなのです。

 

~連携~

我々大和郡山青年会議所が行う活動や運動、自己修練は、すべて明るい豊かな大和郡山市の実現へと繋がっています。しかし、他のまちや他の団体、そして公的機関との連携をしっかり保ち、互いに切磋琢磨していく事が井の中の蛙とならず、活動・運動、自己修練の幅を大きく広げる事となります。我々も門戸を大きく開き、我々からも積極的に関わりを持つ事が大切です。大和郡山青年会議所はどのような考えのもと活動を行い、何を発信していくのかを明確にし、またメンバー全員が同じ意識を示しつつ足並みを揃え、毅然とした態度で向う気高き先駆者でなければならないのです。

また、国内だけに留まる事ではなく、国際的な連携や異文化交流を図っていくことにより、自己の視野の広さにも繋がってまいります。

我々はメンバーの一人ではなく、我々自身が大和郡山青年会議所だと意識を持ってください。そして、恥じる事なく堂々と大和郡山青年会議所の運動を発信していってください。

 

『希望に満ちた空へ』

~活動ポイント~

我々が今年行う活動のポイントは3つあります。

 

①「自己変革」

何とかなるだろうといった楽観視はいけません。何とかなるは誰かが何とかしなければ何ともなりません。誰かが何とかしてくれるだろうではなく、自らが行うといった気概を持つ事が社会の先駆者として必要です。また、まだ自己変革へと歩みが進まずにいる仲間に対し声をかけ、手を差し伸べていく事も忘れてはなりません。

②「切磋琢磨」

仲間や多くの方と自らの考えで本気の議論を交わし、互いの可能性と資質を高めあい自立と共助の調和を図ってください。その事により、仲間意識が高まり本物の友情を芽生えさせ、同じ志のもと自分たちのまちは自分たちでつくりあげるという自覚と覚悟を持ち、明るい豊かな大和郡山市の実現へと歩みが速まるでしょう。

③「桃李成蹊」

新たな歩みを進めるにあたり、我々はパイオニアとして失敗を恐れず常にポジティブに新たな挑戦を続ける事により、我々自身が立派な人物となりそれに惹かれ人々が集まってくる。

その事が我々の同志の拡大・増強となるのです。

 

そしてまた、「桃李成蹊」から「自己変革」へと繋がっていきます。

我々は明るい豊かな大和郡山市となるために、希望と感謝の心溢れる大和郡山市の実現を目指し共通の意識のもと、常にポジティブに「希望に満ちた空」へ向かって共に歩みを止めることなく一年間進み続けるのです。

 

~今年の組織~

本年は明るい豊かな大和郡山市に向けて起こした中心からの波紋によって、全メンバーへと志が伝播していき、それぞれが与えられた担いのもと和をもって共助の精神で活動を行ってまいります。

 

そこで5つのポイントをあげました。

 

①それぞれが持つ長所を存分に活かし、自らの短所を他のメンバーの姿を見る事により学び、長所へと自己変革していく。

②同じステージに立つ者同士が切磋琢磨し、波紋をより広くに伝播していく。

③多くの言葉を全員で共有し、すべては絆により繋がっている事を感じる。

④皆で選んだ組織です。役職に対しての敬意は払いつつも上下があるのではなく、全員が大和郡山青年会議所であるといった気概を持ち議論を交わしてください。

⑤失敗を恐れずJC運動を行ってください。

 

そのように考え本年の組織図を作成しました。

この組織図のもと、我々全員で明るい豊かな大和郡山の実現を目指しましょう。

 

『結び』

私のJC入会へのきっかけは郡山城の再建でした。

入会当初は恥ずかしさもあり、きっかけを話す事はなくただの個だった私は、多くのJC運動の経験をすることでそのきっかけを多くの方に話す機会をいただき、同じ思いを持つ仲間と知り合い、さまざまな各種団体の方と議論を交わすことが出来ました。

心に秘めるだけでなく考え、語り、学ぶ事により夢は志と変化し、志高くすることで新たなものをつくっていく力(創造力)が身につく。創造力が高まることにより実現へと向かう。また個だった小さな力は、多くの同じ志有る仲間を得る事により実現へ向けて歩みは速まる。私はそのように信じJC運動を続けています。

この所信を書くにあたり、40年代運動指針を読み解き、先頭走者として今年その思いを皆さんに伝え感じていただける一年にしたいと考えています。

 

 新たな一歩を共に、希望に満ちた空へ向かって高い視点と広い視野を持ち合わせた気高き先駆者となり、希望と感謝の心溢れる大和郡山の実現へ向けて共に歩みを進めていきましょう。

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